通える範囲の予備校・塾を調べ、その連絡先(電話番号)を控えましょう。このとき、資料として、学校にある予備校のパンフレット、受験情報誌などの広告が役に立ちます。パンフレットがあるということは、その予備校・塾に、同じ高校から先輩たちが通った実績があると考えられます。高校側も、わけのわからないところの広報物を校舎内で閲覧させないでしょう。また、高校の進路指導の先生に相談するという方法もあります。指導生徒の多い高校には、予備校・塾側も、随時連絡を取っている可能性があるからです。しかし、高校によっては、予備校・塾の宣伝物は一切置かないところもありますので、そうしたばあいには、タウンページや地域の情報誌などを見ると、よいでしょう。とくに、タウンページには、地域から多少遠く離れているところまで、主要な予備校・塾は網羅されています。
早めに受験の進路先を決めてしまえば、中学校側も安心できる。三つ目は、生徒自身が楽だということだ。つまり、早めに進学先の高校が決まってしまうので、通常なら1月・2月は必死に受験勉強をしなくてはならないのに、余裕を持って学校生活を送れる。私立高校、中学校、それにあまり勉強が好きでない中学生、これら三者の利害がぴったり一致したのが、単願推薦制度といえる。11月に三者面談で呼び出されるのは、公立高校が無理だったり、普通の受験では私立も危ないといった生徒が多い。中学の先生に「今のままでは普通校は無理なので、ちょっと遠いけどB高校を単願(推薦)にしたらどうでしょう」と言われれば、ほとんどの親子が、どんな高校かも知らずに了承してしまうのが現実だ。そして、他の生徒は必死に受験勉強をしているのに、12月になるとのんびり遊び回って、ほとんど勉強をしなくなってしまうのは、推薦が決まった生徒である。このままの学力で進学したら困るのではないかと思える中学生も含まれていることを忘れてはならない。そういう子どもたちを見ていると、何か複雑な気持ちになってしまうのは私だけではないだろう。
人が自分を知るもっとも有効な方法の一つに、一人でも多く他人を見ることがあります。自分を映す有効な鏡は、多くの他人にほかなりません。なぜなら、最初から自分自身のことを知っている人などこの世にいないからです。勉強についていえば、つねに他人との比較や競争によってのみ、その成果がわかります。自分一人で孤独の中で人とのかかわりなしに勉強するなどということは、単に空しいだけでなくエネルギーの浪費です。水面に映った自分の姿を他人の姿と勘違いして大切なものを失うのは、愚かというより損失です。勉強は、自分のタイプに合わせて効果的な対応をしなければなりませんが、それには同類の他人が大きなヒントと教訓をもたらしてくれます。ほかの人の勉強法を真似したり、逆に、わざと人の勉強法を無視して、自分なりの勉強法にこだわったり、まさに、人さまざまです。