近年、高齢者たちが共同生活をするグループリビングや、コミュニティールームなどの共用施設を充実させた中古マンションが関心を集めている。確かにグループリビングやコミュティー施設の充実は、従来の中古マンションの欠落部分を補填する。グループリビングはかつての地縁・血縁に代わって、気のあった者どうしが用意した居住形態であるし、超高層中古マンションのなかにフィットネス・クラブやジャグジーを設けたりするコミュニティ施設は、ますます個別化していく日々の生活に共同性を幻想させる。ただし、中古マンションは依然として共同性に参加しない自由を保証してくれる。この総体こそが中古マンション居住であり、われわれの時代の都市居住なのである。このことが社会学的な視点から正確に認識されなければならない。
[参考情報]
中古マンションのオークラヤ住宅ホームページ
http://www.ohkuraya.co.jp/